31周年アニバーサリーで盛り上がるロンドン
2016年のキャストと劇場をレポートします!
®rables.
2010年10月にはO2でのアニヴァーサリー・コンサート、2011年初夏に大規模なパレス劇場から、現在のクィーンズ劇場へ引っ越しをし、期間限定でジャン・バルジャン役にアルフィー・ボウ、アンジョルラス役にラミン・カリムルー(いずれもコンサート・キャスト)を迎えた25周年記念は、チケット入手が大変困難な年でした。翌年にはヒュー・ジャックマン主演の映画公開により、観客層が拡大。レミゼ熱狂の再来を感じた数年であったように思います。今年は1985年の初公演から31周年に突入し、アニバーサリーで盛り上がるロンドンで、現在のキャストでの公演を楽しむため、久々に劇場へ足を運びました。
19時を過ぎると観客でごった返すクイーンズ劇場
現在のキャストについて紹介すると、2014年6月からジャン・バルジャン役を務めるのはPeter Lockyer。ブロードウェイ10周年でマリウス、25周年の北アメリカツアーで主役を演じ、今回はじめてウェスト・エンドに本格的挑戦。眉目秀麗で、聡明さを感じる優美な歌声は素晴らしいものでした。一方でジャン・バルジャンの心に潜む光と影、生命力のようなものをもう少し感じられたら良かったというのが素直な感想。
®Les Miserables Peter Lockyer by Johan Perrson
VIDEO
Peter Lockyerのインタビュー
ジャベール役には、ロンドンのスウィーニー・トッドで主演を務めたJeremy Secomb。登場回数が少ないため、存在感が非常に重要な役柄と言われますが、カーテンコールでの観客からの拍手で、その人気の高さを感じました。
®Les Miserables ジャベール役 Jeremy Secomb
また、女性の役柄では、Eva Noblezada演じるエポニーヌが、ひと際存在感大きく、ON MY OWNで、叶わぬ恋の絶望の中、愛と誇りを盾に愛する人を守り、この世を去るシーンを見事に演じています。
アンジョルラス役のChris Cowleyは、若さゆえの危うさ、頼もしさと力強さをみなぎらせた演技で魅了。
また、現在のキャストの中で、最も強烈な印象を受けたのは、David Langhamのテナルディエ。ユゴーの小説で描かれた通りの下品さを放ち、戦場で染みついたあこぎな性格と不気味さを持ちながらも、憎めないおどけた演技で、すっかり目が離せない存在に。Master
Of The Houseの場面では最高の盛り上がりをみせました。
@Les Miserables テナルディエMaster Of The Houseは、最高の盛り上がりに。
主演のLockyerが、ブロードウェイの観客と比較し、ウェスト・エンドの観客を「静寂を保ち、真剣に鑑賞している雰囲気が、役者の素晴らしい演技を導く」と言っていますが、ロングランになり、観客の層も随分変わってきたと感じます。たとえば、カーテンコールの後の雰囲気がなぜか明るいこと。昔は、劇中にもっとすすり泣きが聞こえ、退場時には感嘆の声が飛び交っていたように思います。なお、チケットについては、随分取りやすくなってきたものの、当日になると見渡す限り満席。
ロンドンのミュージカルでロングランの公演は、レミゼ31年、オペラ座の怪人30年、マンマ・ミーア17年(2016年11月現在)。いつまでも、これらの公演が、新しい観客とリピーターによって支えられ、さらに完成度を増して継続されていくことを祈ってやみません。
もし、ロンドンでの演目を迷っているなら、レ・ミゼラブルはいかがでしょうか。何度観ても素晴らしく、オリジナルならではの感動を味わうチャンスかもしれません。
上演日と上演時間
<上演日>
月火木金 19:30-
水土 14:30-/19:30-
※12月25日は休演。
年末年始など、スケジュールが通常と異なります。
<上演時間>
約2時間50分(途中休憩15分を含む)
<備考>
お子様を膝に抱いてのご鑑賞は禁止されております。
座席表と人気の高い席
『レ・ミゼラブル』は、感情表現豊かな作品であるため、役者の表情まで鑑賞できるストールズまたはドレスサークルのお席がおすすめです。座席表ページでは、クィーンズ劇場のおすすめの座席番号や、コストパフォーマンスの高いお席を紹介しています。
レ・ミゼラブルの座席表 ページをご参照ください。
レ・ミゼラブルの座席表
チケットのオンライン予約
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座席表を見ながら、お好きなお席をご予約頂けます。 当サイトは、コンシェルジュ・パートナーですので、お客様の方で決済のエラーが生じる場合、サポートできる場合がございます。オンライン手順からお気軽にお問合せください。
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クイーンズ劇場へのアクセス
<レ・ミゼラブル 劇場の住所および場所>
Queen's Theatre(ハー・マジェスティーズ・シアター)
Shaftsbury Avenue, London,
W1D 6BA
<劇場までのアクセス>
ピカデリー・サーカス(Piccadilly Circus)駅より徒歩約2分。Regent Streetを左手に、ピカデリー・サーカス駅目の前のエロスの像を背にし、前方Shaftsbury
Avenueを120m進みます。右手にチャイナ・タウンが見えてくるのが目印に。
ストリート名がわかりやすいAtoZ地図はこちら
Googleアクセスマップはこちら
※GoogleMAP記載の周辺のお店は変わっていますので、ご注意ください。
チケット受け取り方法
オンライン予約で、ご予約完了画面、またはご予約後に届くメール(Order ConfirmationまたはDiscount Theatre Booking
Referenceと記載されています)をご印刷の上、劇場BOX OFFICEへご提出ください。
印刷の代わりに、スマートフォンなどの画面をお見せ頂くこともできます。
スマートフォンの電源が切れる場合に備え、①予約したサイト名(例:London Theatre Direct)と②確認番号、③お名前、④ご住所は、紙のメモにひかえておくとご便利です。万が一の時には、メモを窓口にご提示頂けば、チケットをお受取り頂けます。
チケット引き換え際に、ご本人様確認のため、「お支払い頂いたクレジット・カード」の提示を求められる場合がございますので、必ずお持ちください。
チケットのお受取りは、公演当日2時間ほど前からお受け取り頂くことができます。ただし、引換えされたチケットをご紛失されますと、ご入場できなくなりますので、ご注意ください。
セキュリティチェックなどもありますので、お早目のご入場をお勧めいたします。公演開始後は、チケットのお受取りができなくなる上、途中休憩までご入場できなくなる場合がございますので、ご注意ください。(劇場内のTV画面で鑑賞できるところもあります)
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