Simpson’s-in-the-strand
ローストビーフが英国の代名詞なら、シンプソンズは、ロースト・ビーフの代名詞
日本人がイギリス料理と聞いて思いつく代表的なものといえばロースト・ビーフ。松坂牛などの肉と異なり、赤身が多く、程よいサシが入ったスコットランド産の牛を使用したロースト・ビーフを出すのがこの店。ロンドンでは、「ロースト・ビーフといえばシンプソンズ」というほどの老舗。注文後、10分足らずで、シェフが大きな肉の塊をのせたワゴンを押してテーブルまでやってくる。シェフが焼き加減を聞き、客のご機嫌まで伺いながら肉の焼き具合を調節し、肉をスライスして取り分ける。スライスされた肉からは、赤い肉汁がじゅわっと出て、ぎゅっと中にとじこもっていた旨味がふっと香る。
店内の雰囲気は、古典的イギリス風の厳かさが漂うが、一方スタッフはとてもフレンドリー。料理の好みを丁寧に聞き、親切に対応してくれる。昼も夜もドレスアップしたイギリス人の老夫婦の姿が多く見られる。イギリス的雰囲気を堪能できる場所。
Add:100 Strand, WC2
Tel:020-7836-9112
PCHP:http://www.simpsons-in-the-strand.com/