イギリス ロンドン観光ガイド
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ロンドン観光
気分はブリジット・ジョーンズ?
映画ロケ現場を訪ねるムービー・ツアー


ロンドンを舞台にした映画のロケ地を訪ねながら、観光して回るムービー・ツアー。ロンドンには数々の歴史ある建造物や名所が存在します。それらの観光に映画のエッセンスを加えながら一味違う旅をしてみましょう。

「ハリーポッターと賢者の石」

11歳になるハリーのもとに届いた手紙は「ホグワーツ魔法魔術学校に入学を許可されたことをお知らせします」という内容だった。そして大男ハグリットに連れられて、魔法の勉強をするための教材を揃えるためにダイアゴン横丁へと向かう。そこで魔法の杖やホウキを手に入れたハリーは、ロンドンのキングス・クロス駅から、ホグワーツへ旅立つのだが・・・。 

※キングス・クロス駅(King's Cross Station)
ハリーが魔法魔術学校へ行くため、蒸気機関車ホグワーツ特急に乗り込んだロンドンの駅。カートに山ほどの荷物と白いフクロウ「ヘドウィッグ」を積み、「9と3/4」のホームへ向かうため、9番線と10番線の間の柱に飛び込んでいくシーンは印象的。

10:00am
セント・パンクラス駅外観(St. Pancras Station)

ヴィクトリア時代に完成されたゴシック建築
74メートルの美しいスパン・ルーフがシンボル

映画で、キングス・クロス駅の外観として登場したのがキングス・クロスに隣接するセント・パンクラス駅。1868年ヴィクトリア時代に完成されたこのゴシック建造物は、ウィリアム・ヘンリー・バーロウによって設計されており、そびえ立つ74メートルのスパン・ルーフは、空間を最大限に有効利用するために作られた美しいデザインに仕上がっている。写真は、正面からの撮影だが、一番美しく見えるのは、キングス・クロス駅側へ少し下がって見上げるポイント(地図の矢印を参照)

キングスクロス9と3/4の柱 (King’s Cross Station)

飛び込んだのは9と10の間の柱ではなく、4番線と5番線の間の柱だった

(行き方)
サークル・ライン(Circle Line)、ハマースミス&シティ・ライン(Hammersmith & City Line)、メトロポリタン・ライン(Metropolitan Line)、ピカデリー・ライン(Piccadilly Line)、ノーザン・ライン(Northern Line)、ヴィクトリア・ライン(Victoria Line)でキングス・クロス駅下車。セント・パンクラス駅は、キングス・クロス駅の西側に隣接して建っている。また、キングス・クロス駅のホームへは、黒い鉄道の左右矢印マークを目印に進む。

「エリザベス」

父であるヘンリー8世の死後、腹違いの姉メアリーにロンドン塔に幽閉され、その姉の死後、25歳で王位継承したエリザベス。恋人の裏切り、そして側近の策略に葛藤しながら、イギリスに身を捧げる女王になっていく一人の女性を描いた物語。制作費の大部分が衣装にかけられており、当時の衣装を再現したコスチュームの豪華さは目を楽しませるものがある。

10:45am
ロンドン塔(Tower of London)

大英帝国の礎を築いた「エリザベス」1世。彼女にとって「ロンドン塔」は悲劇の要塞だった

ケイト・ブランシェットが演じる英国女王エリザベス1世の生涯を描いた「エリザベス」。エリザベスの人生にとって、ロンドン塔は悲劇の塔であった。
エリザベス女王は、1534年にイギリス国王ヘンリー8世とその第二王妃アン・ブーリンとの間に生まれた。国王は、第一王妃が女児しか産まないという理由で離婚することおよび第二王妃をめとるため、ローマ教会と決別し、議会にかけて「国王至上法」を設立した。しかし、エリザベスの母アン・ブーリンもまた女児しか出産することができず、ロンドン塔で処刑される。その上、ヘンリー8世が早くに他界し、エドワード6世が王位を継承して6年で他界すると、第一王妃の子メアリーが政権を握ることになった。メアリーは次の王位継承者であるエリザベスが政権を脅かすと考え、彼女を反逆罪の罪で捕らえてロンドン塔に送る。その時20歳であったエリザベスは、「人違いであるので、この逮捕は無効です」と必死に抵抗し、その毅然とした態度によって処刑を免れたと言われている。その後、メアリーがプロテスタント迫害で国民からの支持を失いながら病床で命を落とし、大英帝国の礎を築くことになるエリザベス女王が誕生することになった。エリザベス1世が25歳の頃のことであった。


(行き方)
add:HM Tower of London ,EC3
tel: +44 (0)870 756 6060
station: タワー・ヒル(Tower Hill) キングス・クロス(King’s Cross)駅から、サークル・ライン(Circle Line)で約14分。
open:3月-10月 Tue-Sat 9am-6pm, Mon & Sun 10am-6pm , 11月-2月 Tue-Sat 9am-5pm, Mon & Sun 10am-5pm ※1.最終入場時間は閉館時間の1時間前までです。※2.12月24-26日と1月1日は休館日です。
ticket: 大人£15 子供(16歳以下)£9.50 学生(学生証携帯)£12 ファミリー料金(大人2人までと子供3人まで)£43。チケットをオンラインで予約するとスムーズに入場できる。【フルブラウザ対応】ロンドン塔地図


詳しいロンドン塔のガイド情報は、イギリス観光ガイドへ

「ブリジット・ジョーンズの日記
凄腕弁護士のマークと付き合い始めて6週間と…4日。毎日がバラ色のはずだったブリジット。マークの浮気疑惑浮上と最悪男ダニエルとのコンビを組んだことで人生最大の危機に直面することに・・・。32歳のブリジットが、ドジを踏みながらも、常に恋愛や仕事に体当たりで人生を切り開いていく姿に世界中の女性が共感!  

1:00pm
タワー・ブリッジ
大型船の通行減少により開閉機会は減れども、ロンドンの象徴的存在として人気のはね橋

恋するブリジットがニヤケ顔で出勤する際に、背景に見えた壮大なスケールの橋「タワー・ブリッジ」。ロンドンの象徴的存在であり、観光スポットとしても有名だ。
19世紀半ばにロンドン市内でテムズ川を歩いて渡れるのは「ロンドン橋」のみであったが、人口の増加につれて、通行の大混雑が問題となり、その解決策として建てられたのがこのタワー・ブリッジ。高さ244メートルのこの橋は、シティの建築家であるホラス・ジョーンズとジョン・ウルフ・バリーとの共同設計が採用され、8年の歳月をかけて1894年に完成した。この壮大なはね橋は、水圧で開閉を操作されており、最高86度まで1分間で開かれるというパワーを持っていた。1976年以降は蒸気ではなく石油と電圧で操作されているが、現在はこの周辺が港湾として利用されることが少なくなり、大型船の通過のために橋をあげられるのを見られる機会がほとんどなくなってしまったのが残念。しかしこの橋が、イギリスの商業や文化の発展にどれほど大きく貢献したかは計り知れない。

(行き方)
ロンドン塔の出口を出て、すぐ目の前。




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