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1:15pm Lunch
キャンティーナ Cantina del Pont (Butler’s Wharf)

ブリジットとマークがデートした「キャンティーナ」コンランのインテリアとイタリアン・シーフードを楽しむ

ブリジットとマークがデートで食事をしたレストラン「キャンティーナ・デ・ポンテ」は、タワー・ブリッジ袂にある近年お洒落なレストラン街(特にシーフードで有名)となったバトラーズ・ワーフにある。このレストランは、「ラ・ポント・デ・ラ・トゥール(隣)」の姉妹店で、テムズ川とタワー・ブリッジの絶景を目の前に、カジュアルな雰囲気でイタリア料理を楽しめる。イギリスのリーディング・インテリア・デザイナーであるだけでなく、レストラン・プロデューサーとしても新しいスポットを提供し続けるテレンス・コンラン卿の店であるから、イタリアのキャンティーンをすっきりとコンテンポラリーに仕上げた内装に、タワー・ブリッジのオブジェをトレード・マークに置くインテリアは、とても居心地良くゆったりとした気分にさせてくれる。また、スタッフの気配りも丁寧で、一人でふらりと訪れても気後れしない。

メニューは、釜焼きピザ£8.50〜、メイン(サラダ以外)£12.50〜で、ランチは季節によって特別メニューがあり、2コースとグラスワインで£15.50(平日)などお得なオファーもある。

詳しくは、Cantina del Pontの紹介ページへ

(行き方)
タワー・ブリッジをロンドン塔の方から渡って、左方向のテムズ川沿い。
add:The Butler’s Wharf Building, 36 Shad Thames, SE1
tel: 020-7403-5403
service charge:12.5%
【フルブラウザ用:キャンティーナの地図】

2:30pm
ブリジットのフラット(Globe Tavern) 

ベストセラーの原作では、ノッティング・ヒル在住
映画では現実的にロンドン橋近くの庶民的フラット


ブリジットが暮らしているフラットという設定になっている建物。ロンドン・ブリッジ駅から徒歩2分の場所にあり、一階にはお客の年齢層が高く、落ち着いた感じの地域に親しまれるパブ「Globe Tavern」。この場所に来てみると、親友のトムやジュード、シャザとワインを飲みながら悪態をつく場面や、マークがドアの目の前でブリジットに電話を掛け、ブリジットが窓越しにマークを見下ろしながら話をする場面を思い出す。

(行き方)
バトラーズ・ワーフを、テムズ川沿いにロンドン・ブリッジ(Cantina del Pont 
を背にして、左手の方向)へ向かう。ロンドン・ブリッジの延長の道に出たら、左折してBedale Streetを右折した右側。バトラーズ・ワーフから約15分。
ブリジットのフラットの地図

「007シリーズ」

どんな危険に直面しても、余裕の表情で女性を口説くミスター・ボンド。スリムなスーツに身を包み、ウォッカ・マティーニ(ステアでなくシェイクしたもの)を啜る。時計はオメガ、ライターはデュポン、車は(近年では)BMW。全て諜報活動のための道具。その姿を男性はダンディズムとして語りたがるけれど、女性の目にはただただエレガントに映る。
 

3:30pm
国会議事堂(House of Parliament) 

ビッグベンのある国会議事堂はロンドンのシンボル。
世界初の議会制民主主義の始まりとなった場所

MI6とこの国会議事堂は目と鼻の先の距離。映画でも度々登場して、ロンドンらしさを演出する。
議会制民主主義の始まりとなった場所といわれるこの国会議事堂は、10世紀のエドワード懺悔王が宮殿とウェストミンスター寺院を建設したのがはじまりで、ウェストミンスター宮殿として、多くの王達がここに住んでいた。宮殿における最古の部分は次代のウィリアム2世により建造されたもの。
1529年の大火が発生するまで、ウェストミンスターは王の宮殿として機能つづけたが、実際には議会および裁判所として利用されていた。1834年9月16日に発生した火災によって宮殿の大半は焼失。ウェストミンスター・ホールおよびジュエル・タワー、聖ステファン教会の地下室、回廊のみが焼失を免れた。宮殿の再建を協議する王立の委員会が設けられ、キリスト教に基づいており好ましいとされるゴシック様式のデザインで建設することが決定され、チャールズ・ベリーの設計デザインを採用し、貴族院議事堂は1847年に、庶民院議事堂は1852年に完成した。その後建物の主要部分は1860年に完成し、イギリスを代表するゴシック建築のひとつとなった。

(行き方)
ロンドン・ブリッジを北側に渡りそのまま直進。左右に「Cannon Street」が現れたら、右折すると「モニュメント(Monument)駅」。そこから、サークル・ライン(Circle Line)もしくはディストリクト・ライン(District Line)で、ウェストミンスター(Westminster)駅まで。
国会議事堂の地図

【もう少し足をのばせたら・・・】
MI6(Secret Intelligence Service(SIS))

ジェイムス・ボンドはMI6の諜報員ということになっているが、MI6はイギリス情報局秘密情報部で正式名称はSecret Intelligence Service(SIS)。しかしイギリスのメディアでもMI6(Military Intelligence <section> 6―軍情報部第6課) と通称で呼ばれることが多い。主にイギリス国外の事件を扱うことが多く、テロや大量破壊兵器などの情報収集などを行っている。機構上は外務省に属しているが、実際は首相直轄の組織である。007の原作者であるイアン・フレミングも元MI6の諜報員であり、現役時代の経験を生かし、この物語を書き下ろしている。

(行き方)
add
: 85 Albert Embankment, SE1
ウェストミンスター寺院と国会議事堂をはさむ「ホワイト・ホール」という道から、テイト・ギャラリーの方向(ウェストミンスター寺院を背にして左手)へ直進。Millbankという道に変わり、テイト・ギャラリーが右手に現れる。MI6は、このテイト・ギャラリーの反対側から一望できる。(徒歩約15分)
MI6の地図(眺める場所としてオススメのテイト・ギャラリーの地図でありません)


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