イギリス ロンドン観光ガイド
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ロンドン観光


私達が学びたいイギリス文化
王室の生活や歴史を体感するロイヤル・ツアー


現在のエリザベス女王2世へと継がれる英国王室は、ノルマンディー公であった後のウィリアム1世征服王(在位1035年-1087年)が、ハロルド2世をヘイスティングの戦いで破り、1066年12月25日にフランス王巨下にしてイングランド王となって以来、今日まで続いています。イギリス王室は、王室の自立のために王室の宮殿や所蔵の品などを展示会にて広く公開しています。この王室の歴史を通して、イギリスの文化を学んでみませんか?ここでは、王室に関係の深い場所に足を運び、王族や貴族の生活や歴史を体感するツアーを紹介します。

「バッキンガム宮殿の毎日を垣間見る」
今年で80歳の誕生日をお迎えになられたエリザベス女王。2002年には、即位50年の記念祭ゴールデン・ジュビリーが執り行われ、2000年に入ってから華やかなイベントが続くロンドン。長い歴史を持つこの英国王室の暮らしを垣間見る、そんな優雅なひと時を過ごします。

9:00am Break Fast
イン・ザ・パーク Inn The Park

王立公園セント・ジェームズ・パーク。ゆっくりと流れる時の中での英国式朝食

深緑の並木道を歩いていると、澄みきった空気に包まれ、小鳥のさえずりが聴こえてくる。小さな運河には、親鴨に遅れないようにと追いかけるように水辺を進む子鴨の姿。木々の間には、木の実を啄ばむ小さな野鳥が見えて、息を凝らして静かに見守る。セント・ジェームズ・パークの朝は、自然の持つ力によって優雅な気分にさせられる場所。

この公園内にできたイギリス料理のレストラン「Inn The Park」。景観を十分楽しめるようにデッキスペースにダイニングを置きながらも、建物の外観は公園にフィットするウッド+ガラスで覆われたマイケル・ホプスキンのデザイン。また、店内は、カラマツのナチュラルな色彩に逆らわないポップな曲線使いが美しいトム・ディクソンのインテリア。Habitatのクリエイティブ・ダイレクターの作り出す1930年代風のこのデザインはロンドンで評価が高い。目覚めに、ゆっくりと過ぎる時間の中で、朝食をとれるとても贅沢な場所。

(上)Habitのトム・ディクソンによるこのインテリアはロンドンでも評価が高い。(右)ポートベロー・マッシュルーム ベリー・ブラック・プディング ポーチド・エッグ トースト £7.50 アール・グレー £2.50 料理のプロデュースは、ロンドンの人気シェフであるオリヴァー・ペイトンによる

セント・ジェームズ・パークの歴史 (St. James's Park

セント・ジェームズ・パークは1532年にヘンリー8世がセント・ジェームズ宮殿を建設するためにこの地を獲得して作られた王立公園の中で最も古い公園。エリザベス1世は、この壮大な美しさに満足し、饗宴や祝祭などを執り行ったといいます。また、チャールズ2世の時代には、芝植や並木道が整備された上、公園は一般公開され、国王は国民に混じって鴨に餌付けしたそうです。
19世紀後半に入ると、ジョン・ナッシュのデザインにより、運河が引かれるなどして、この公園はナチュラルな形成に仕上げられました。またロンドン鳥類学会により、公園への野鳥の開放とバード・キーパーのためのコテージ建設が行われ、今日までも引き継がれています。

(行き方)
サークル・ライン(Circle Line)またはディストリクト・ライン(District Line)のセント・ジェームズ・パーク(St. James's Park)駅で下車して、徒歩約10分。
add: St. James's Park, SW1
tel:020-7451-9999
station:St. James's Park
service charge:10%
【フルブラウザ用Inn The Parkの地図】

10:00am
ウェストミンスター寺院 Westminster Abbey(世界遺産)

歴代の国王の戴冠式が行われ
英国の王室や著名人の墓としても存在

11世紀にエドワード懺悔王が建設したのが原型で、1245年にヘンリー3世のもとでフランスの建築家を招き、ゴシック建築にならって建設されました。この寺院は王室と関係の深く、1066年ウィリアム即位以降英国国王の戴冠式が行われています。また、墓としての存在も有名で、多くの国王や女王、およびウィンストン・チャーチル元英首相やシェイクスピアなどの文豪や偉大なる音楽家ヘンデルもここに葬られています。厳粛な雰囲気の中、600以上の石碑と壁碑、そして美しいステンドグラスの数々。全てデザインが異なり、それぞれに意味と祈りが込められています。
また、裏庭であるカレッジ・ガーデンも、4月〜5月頃は色濃い桜の花など、草木が彩り美しい姿に。11世紀に年老いた修道士が、高年者の仲間を気遣い、医療的な目的のためにその庭でハーブを植えて、栽培を始めたといわれています。

(行き方)
Inn The Parkを出て、左手に進むとすぐに大きな広場に出る。広場を突きぬけると、つきぬけた建物は「ホース・ガーズ」。衛兵見学を楽しみながら、建物を抜けたら、右手へ進む。2分程歩いた真正面の建物。
add:The Chapter Office, 20 Dean’s Yard, Westminster Abbey, SW1
tel: +44 (0)20 7222 5152
station: ウェストミンスター(Westminster) 
王室礼拝室(墓部分)
Open:日ごとに異なるので、ウェブサイトで要確認
Ticket: 大人£10 子供(17歳以下)£6 家族(大人2人と子供3人)£22
カレッジ・ガーデン
Open: Tue & Wed & Thu 冬は10am-4pm 夏は10am-6pm
Ticket:無料
回廊のみ
Open:8-6pm
Ticket:無料

【フルブラウザ用地図】



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