Borough Market
バラ・マーケット
世界中の食材を凝縮!
舌を魅了する美味しいマーケット
バラ・マーケット(Borough Market)はロンドン・ブリッジ(London Bridge)駅近くにある広大なフード・マーケット。もともとは国内の野菜や果物などを専門に扱うマーケットだったが、今では世界各国からの食材や料理を取り揃え、地元の人々のみならず世界中からの観光客の舌を魅了している。
マーケットの歴史は古く、12世紀以前からロンドン・ブリッジ周辺で行われていた野菜や魚などの売買にまで遡る。現在は、非営利団体によって運営されており、各ストールで売られている食べ物はその運営委員会によって品質管理されている。その管理体制により、旅行者も安心して買い物を楽しめるというのも嬉しい特徴。
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マーケットでは、新鮮な野菜や果物、肉、魚介類といった生鮮食品から、パン、チーズ、ワイン、オリーブなどいかにもヨーロッパという食材、ケーキやキャンディーなどのスウィーツ、ホットドッグやタイ・カレーといった世界各国からの料理まで、ありとあらゆるものが売られている。多くのストールでは試食品の提供もしているので、美味しそうな食べ物を見つけたら気軽に試食を。何か聞きたいことがあれば、遠慮なくストールで売っている人に聞いてみるのもと良い。たいていの場合は気さくにいろいろ教えてくれる。
バラ・マーケットは映画「ブリジッド・ジョーンズの日記」の撮影舞台としても有名。ブリジッドがダニエル(ヒュー・グラント)とニューヨーク・オフィスから来たララの関係を知り、茫然自失で家に帰る途中のシーンや、自身のバースデー・ディナーの食材を買うシーンなど、マーケットが背景に映し出された。
※食品の日本への持ち込みは制限がある為、政府のガイドラインを参照のこと。
マーケット・ポーター(パブ)
バラ・マーケットのすぐ隣にあるマーケット・ポーター(The Market Porter)は、ワールドクラスのエール・ビールで有名なパブ。17世紀から同じ場所で営業しているというこの店は、マーケットからの新鮮な食材を使用したパブ料理も楽しめ、地元のマーケット・トレーダーや観光客などで常ににぎわっている。
Written by Mikio Oba