Brick Lane
ブリックレーン
Sunday Upmarket
Backyard Market
サンデー・アップマーケット
バックヤード・マーケット
エスニックな雰囲気漂う個性派エリア
有望なアーティストの作品にも注目
東ロンドン、リバプールストリート駅のやや東に、南北に約1kmほどに広がる地区「ブリックレーン」。エスニックな香りが漂う多文化都市ロンドンを象徴するエリアとして有名だ。町の中心には、数百年の歴史を誇るオールド・トゥルーマン・ビール醸造所(Old
Truman Brewery)があり、現在は多文化施設として使用されている。その中の一画では、週末にマーケットが開かれている。特にサンデー・アップマーケットとバックヤード・マーケットは規模が大きく(マーケット・ストール数はサンデー・アップマーケットが200以上、バックヤード・マーケットが80以上)、一年中数多くの観光客でにぎわっている。
マーケットに並ぶのは、食材からアクセサリーや洋服まで様々。食材コーナーには、カップケーキやクレープなどのスウィーツ、スペインのパエリア、タイ・カレー、エチオピアのベジタリアン料理、メキシカン・ファヒータまで世界各国の料理など、できたての料理を食することができる。ファッションのストールが並ぶエリアには、ハンドメイドのジュエリーやアクセサリー、ビンテージの洋服やデザインTシャツなどのストールがところ狭しと立ち並んでいる。有望な若手デザイナーが手掛ける最新の作品をリーズナブルな価格で手に入れられるチャンスも。
Street Market
ストリート・マーケット
ブリックレーンの北部、鉄道の高架線からベスナル・グリーン・ロード(Bethnal Green Road)の交差点までの路上では、毎週日曜日になるとストリート・マーケットが開かれ、様々な屋台や出店が立ち並ぶ。このマーケットはいわゆる「がらくた市」で、売っているものも日用雑貨や中古自転車から骨董品(らしきもの)まで多種多様。注意深く見て回れば、他にはない掘り出し物が見つかるかも。
周辺レストラン・カフェ
マーケットは基本的には週末のみ開かれているが、レストランやブティッックなど通り沿いの店はほとんど毎日営業している。
有名なカレー料理では、
Aladin、
Nazrul、Cafe Nazなどが人気が高いので試してみる価値はあり。少し変わったところでは、ロンドンで一番古いベーグル屋と言われているBeigel Bake。人気のソルト・ビーフ・ベーグルは、女性には2人で一つで十分なくらいのボリューム。
ブリック・レーンのスタジオで
Coco Kato のハンドメイド・ファッション・ジュエリーを制作、販売している加藤さんの一番のお勧めはイタリア料理レストラン
Al voloのピザ。カフェ
Nude Expressoでは本格的なエスプレッソが味わえる他、サンドイッチ等の軽食も食べられる。
周辺ギャラリー
ブリック・レーンには小さいながらもお洒落なギャラリーがいくつもあり、ブリティッシュ・アートやデザインの最先端を垣間見ることができる。その中でも面白いのが、
Print Club Londonのショップ。ここでは様々なアーティストが東ロンドンのスタジオで印刷したシルクスクリーンのプリントを展示、販売している。
Written by Mikio Oba