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国会議事堂(ビッグ・ベン)
House of Parliament
(Big Ben)


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簡単アクセスマップ
: House of Parliament ,SW1

tel: 020-7219-4272

hp
国会議事堂公式サイト


category: 国会議事堂

station:
Westminster 出口すぐ

ticket:
-

open:
観光客に対しての議会や委員会の傍聴については、こちらを参照。

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ウェストミンスター寺院


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国会議事堂(ビッグ・ベン)

10世紀に基礎が築かれた宮殿は
世界初の議会制政治の始まりとなった場所



議会制政治の始まりとなった場所である国会議事堂は、10世紀サクソン人のエドワード懺悔王(在位1042-1066)によって、テムズ川を利用した物流に便利なこの場所にウェストミンスター寺院とともに建設された。ウェストミンスター宮殿として建てられ、1512年の大火によって、ヘンリー8世がホワイトホール宮殿へ移り住むまで、多くの国王達がここを居城としている。13世紀半ばになると各州から騎士が集り(後のジェントリーと呼ばれる騎士候補者層「バチェラーズ」)、14世紀に入ると彼らは地方の州を代表する「州騎士(ナイト・オブ・シャイア)」や都市を代表する市民グループと呼ばれ、貴族院に対して庶民院の議員となり、ここに二院制議会が始まる。その後、国会議事堂は、議会としてだけでなく、法廷としても利用されるようになった。



1834年の火災

ストーブの過熱によって起きた火災では、聖ステファン・チャペル、ウェストミンスター・ホール、ジュエル・タワー以外の宮殿の大半が消失。そこで宮殿の再建を協議する王立委員会が設けられ、キリスト教に基づいて好ましいとされるゴシック様式のデザインで提案したチャールズ・ベリー案が採用される。1840年から建設が開始され、30年の年月をかけて現在の形となり、イギリスを代表とするゴシック建築のひとつなった。




ウェストミンスター・ホール


壁は1097年に建てられたもので、ヨーロッパで最も古いホールのひとつ。14世紀には広範囲に渡って再建されました。ここは古くから、法廷としても利用され、チャールズ1世の死刑判決(1649年)などの重要な判決もここで言い渡されています。今日では、エリザベス女王の即位50年など、王家に関わる式典に利用されています。





ビッグ・ベン


南に聳え立つヴィクトリア・タワーに対し、人気があるのは大きな時計が目印で、高さ96.3mのクロック・タワー。「ビッグ・ベン」の愛称で親しまれるこの時計台は、建設責任者であったベンジャミン・ホール卿の名前から呼ばれるようになったという説がありますが、本当のところは謎。ビッグ・ベンを眺めるのに良い場所は、@ウェストミンスター寺院の方からウェストミンスター・ホールを見るポイントAウェストミンスター橋を渡りながら壮大な建物のスケールを堪能するポイントBウェストミンスター橋を渡りきって、反対岸から全体を眺めるポイントなど、様々な角度からそれぞれの風景を楽しめます。また、時間帯、空模様によってもそれぞれの異なる美しさを映し出しています。






オリバー・クロムウェルの銅像
 Oliver Cromwell
国会議事堂とウェストミンスター寺院の間に建つのが、オリバー・クロムウェル像。議会を無視して一方的に税の徴収を行い、専制主義を推し進めたチャールズ1世(在位1625-1649)が清教徒革命によって捕らえられ、処刑されました。その清教徒革命の立役者となったのが、清教徒の典型的な郷士で、庶民院議員であったオリバー・クロムウェル。クロムウェル率いる「独立派」は、排他的な組織と化した教会を廃して、良心の絶対的自由を確立できる平等的な共和国を目指します。しかし、立憲的王政を求める「長老派」と新しい政治を理想とした「独立派」は、激しく対立し、クロムウェルは国内秩序と対外的安全の確立のため、「国務会議」によって指導する協調的な議会主義的共和制をとることで、その後の議会政治の礎を築くことになるのです。


  

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