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ロンドンからの旅行JOURNEY FROM LONDON

英雄ウォレスの戦場、マクベスの舞台 歴史と自然を堪能するネス湖ツアー


10月のハイランドは、秋色に染まり始めた山々が、時々気まぐれのように訪れる小雨によって、霧で身を隠したり、虹をかけたりと、その表情を変える。どれだけ進めども続いていく丘の連なりと、ブルーグレイの広い空、時々雲の隙間から差し込む一光の輝き、ところどころに見えてくる数百年も佇んできたとみえる石造りの家、これらのコントラストが成す風景は、自然をリスペクトして人々が築いてきた一種の芸術ではと敬服するほど。今回は、時間の余裕がない人でも満喫できるエディンバラ発ハイランドとネス湖の日帰りバスツアーをご紹介します。ロンドンからエディンバラのアクセスは、エディンバラ旅行ページをご参照。



エディンバラを8時15分発
まずはスターリング城を望むルート


8時15分にエディンバラを出発。最初は、スコットランド女王メアリー生誕のリンリスゴー宮殿とスターリング城を通るルートを行きます。スターリング城は、かつてスコットランドへの鍵と言われていた国の中心であった地に佇んでいます。北へ進むと、映画「ブレイヴハート」で有名な英雄ウィリアム・ウォレスの220フィートもの高さのモニュメントをみることができます。その後は、ウィリアム・ウォレスが1297年にイングランド軍を打ち負かした、「スターリング橋の戦い」の地を経由、その後、バノックバーンという1314年偉大なるスコットランド王ロバート・ザ・ブルースがスコットランド独立の為、イングランド王エドワード2世を打ち負かした場所を進みます。

絶壁と斜面がつくりだす美と静寂
悲劇の渓谷グレンコーで歴史を思う


フロンティア・タウンであるカレンダーでお茶休憩。スコットランドにちなんだお土産屋があり、リーズナブルなのに上質なスコットランド製のニット類も。ここを出発すると、風景はがらりと変わり、ハイランドの緑豊かな大地や森が現れます。いくつもの湖や沼地がある、高度1000フィートの地、ランコー・ムーアでは、一度下車して、風景を楽しみます。そして、1692年名誉革命の混乱期、イギリス王ウィリアムの命で、この地に暮らすマクドナルド一族が2週間に渡って、それぞれの家で虐殺されたグレンコーの渓谷へ。美しい線を描く絶壁と斜面と壮大さに圧倒されます。


1962年2月、悲劇の場所となったグレンコーの渓谷。静けさと厳しい風を感じる。

ネッシーに遭遇するかも?!
ネス湖でランチとオプションのクルーズ


次は、フォート・ウィリアムを通り、イギリスでもっとも高い山、ベン・ネヴィスのふもとを通過、その後は、ネス湖のあるフォート・オーガスタへ。ネス湖は、23マイルもの長さで、700フィート以上の深さであり、スコットランドで最も長細い湖。イギリスの全ての湖の水量を合計したよりも多い水量を含んでいるほど。ここでは、2時間の休憩があり、ランチを楽しんだり、ショッピングや、オプションのボート・クルーズなどを堪能することができます。


観光地側のネス湖。ボートクルーズも体験できる。

マクベスの統治した中世の首都パースを通過
締め括りは、壮大なフォース橋の眺め


ネス湖からは、ケアンゴーム国立公園の山々を通り抜け、BBCテレビの「グレンの王室」で知られるラガン湖の沿岸を通り、海抜1500フィートのドルモクター・パスを抜けて、アトール伯伝来の13世紀に建てられたブレア城を通ります。次はヴィクトリア時代のリゾート地ピトロッホリーで、下車観光。ここでの休憩は、パブでスコッチを1杯楽しんだり、少し休憩する程度。乗車し、南へ進むとマクベスの統治した場所として有名な地であるパースの森へ。パースは、中世の首都で、何百年もの間、スコットランド王室の戴冠式が行われてきた地。次に、メアリースコットランド女王がプロテスタントによって投獄された、パースの南のレヴェン湖を通ります。そして、最後は、有名なフォース橋をみながら、エディンバラへの帰途に就きます。




エディンバラ発のツアーは、ほぼ毎日催行
5つ星ガイドによるハイランダー的な案内が特徴


エディンバラへの到着時刻は、20時頃。11時間45分程度の日帰り旅行になりますが、バスの座席は、欧米人向けに比較的広くて快適。ラビー・ツアーは、毎年数々の観光関連の賞を受賞している優良ツーリストで、五つ星を持ったガイドは、ハイランド出身であるハイランダーが多く、気取らないユニークでフレンドリーな案内をしてくれるのが特徴。英語が苦手でも、回るポイントさえ理解しておけば、ガイドが親切にしてくれるので、意外と安心。でも、集合時間をきちんと聞くことと、時間厳守だけはご注意を。ハイランドの絵に描いたような自然の美しさは、きっと忘れないひと時となるはずです。

ラビーツアー公式サイト


ハイランドお役立ちリンク

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スコットランド観光局公式サイト

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