キュー・ガーデンズ
Kew Gardens
(Royal Botanic Garden)
add: Kew Gardens , KewRichmond, Surrey, TW9
tel: 020-8332-5655
hp: キュー・ガーデン公式サイト
地上で花を咲かせる植物種の10分の1以上、700万種以上の保護植物を収集するキュー・ガーデンズ。正式名所は王立植物園「Royal Botanic
Gardens」といい、1759年にリッチモンド宮殿に所属する施設として造られた。120万平方メートルの広大な土地の中に、温室や庭園があり、植物の生態系を学んだり、眺望を楽しむことができる。
テンペレート・ハウス Temperate House
1859年ヴィクトリア時代に建てられたグラス温室。4,880平方メートルと非常に大きく、この時代の温室としては世界最大。また、正面エントランスの装飾は、まさにヴィクトリアン朝の豪華さを表現している。ここには、16mと世界で最も背が高く、さらに成長し続けるチリ産ワイン・パームの木や、160年ぶりに開花したエキゾチックなアフリカの花プロテアが展示されている。
ヴィクトリア朝時代の温室としては世界最大の規模であるヴィクトリア・ハウスは、装飾が豪華。
キュー宮殿 Kew Palace
1631年オランダ商人サミュエル・フォートレイによって建てられた4階建ての小さなレンガ造りの宮殿。英国王室によっても1728年より使用されはじめ、1781年にはジョージ3世(在位1760-1820)が購入した。その後は、王家にとって親しみある城となり、その王妃シャルロッテは1818年にここで人生最後の時を迎え、ジョージ6世(在位1936-52)はここで誕生している。現在でも王家の晩餐会などが、この宮殿で行われている。
現在も王家によって晩餐会などが開かれるキュー宮殿は、夏季に入館サービスも行う。
京都西本願寺勅使門とランドスケープ
Japanese Gateway & Landscape
1910年にロンドンにて行われた日英展示会にて造られた日本庭園。桃山時代に造られた京都西本願寺勅使門の複製で、5000平方メートルの広く、美しいランドスケープが表現されている。1976年には、天皇皇后両陛下(当時皇太子御夫妻)がヒノキを植栽されている。
「禅スピリット」を取り入れたガーデニングは、「ミニマリズム」として英国でも人気。
十重の中国風パゴダ Pagoda
日本庭園から見て同じくアジアを感じさせる50mの高い十重の塔がある。これは1762年に建てられた中国風のパゴタで、18世紀半ばに英国で流行したガーデン・スタイル。この塔を囲む美しい展望は、ウィリアム・ネスフィールドによるもので、角度によって異なるパゴダを鑑賞するランドスケープを楽しむことができる。